最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

 ……これじゃあ本当に、誰からも見放される。

「神菜、最近疲れているようだが……大丈夫なのか?」

「そうですか……?大丈夫だと、思いますけど……。」

 嫌な方向に考えが進んだ直後、新さんから声をかけられた。

 そうだった……今は帰宅途中なんだっけ……。

 どれだけ考え込んだんだろうと思いながら、乾いた笑みで返答する。

 こんな事考えてたってバレたら、新さんからも見放されちゃうのかな。

 そう思いながらも私は、自然とこう口に出していた。

「新さんは、私が魔術師として大きな不祥事を起こしたら……どう思いますか?」

 相当疲れ切っているのか、その質問が良いのか悪いのかなんて分かるはずがない。

 後から後悔しそうだな……とは思ったけど、本当にそうなったらどう思うのかな。

 もしかしたら近い未来に大きな揉め事や不祥事を起こしてしまうかもしれない私に、新さんはどう接してくれるのかな。

「神菜……。」

 だけど新さんは答えてくれなくて、私の名前を呟いただけ。

 ……あはは、やっぱり変な事聞くんじゃなかったかも。