今日だって凄く心配してくれたし、いろいろと授業面でサポートもしてくれた。

 その姿がどうしても新さんを彷彿とさせて、過保護になってるんだろうか……とも思っている。

 それでも、気にかけてくれているのは嬉しい事でつい微笑みを零してしまう。

 ふふっ、前から優しかったけど最近はもっと優しいなぁ、みんな……。

 新さんも三人もだけど、この学園には優しくしてくれる人しかいないのかなと本気で考える。

 今日もお仕事頑張ろうっ……!

 そう意気込んで魔術師室に向かおうとしたその瞬間、目の前にベンチに座っている風羽さんの姿を見つけた。

 ……あれ?風羽さん、様子がおかしい……?

「風羽さんっ……!?」

 その姿がとても苦しそうに見えて、声を上げて急いで風羽さんのところへと向かった。