最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

 めちゃくちゃ申し訳なさそうにしている元宮神菜。

 そんな姿を……不覚にも、可愛いとまた思ってしまった。

「いや、別に謝らなくていい。お前のことも黙っておくから。」

「あ、ありがとうございますっ……!」

 自分の気持ちを隠しながら、思った事をそのまま口に出す。

 元宮神菜はその俺の言葉にぱあっと顔を輝かせ、ほっと安堵の息を吐いていた。

 この姿から、事の重大さが嫌でもよく分かる。

 こうなってしまったら……面倒な事になったな。

 会いたかった奴がすぐ傍にいるという事もそうだが、空衣に元宮神菜の居場所がバレたのも面倒だ。

 確かこいつは裏表で性格が逆になり、紳士的な王子系からドS悪魔に変わる時がある。

『もっと俺にボコされたいんだね。それじゃ、お望み通りに。』

 俺たちが入学した当初、空衣は暴力問題を何回も起こしていた。

 現場処理をする為に俺は何度もそれを目の当たりにしていたから、こいつの性格は分かり切っている。

 その上で、こいつにバレたのが面倒だと言い切れた。

 生徒会役員は大体面倒だが、こいつと草薙は群を抜いて面倒。