最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

「て、天さんっ……!」

 図星なのか、元宮神菜は顔を真っ青にして慌てている。

 空衣のほうに向き直って何かを言っているようだが、俺はそこまで見る余裕なんてなかった。

 まさかこんなところで、探してた奴と会えるなんてな……。

 偶然だとしても凄すぎて、今も信じられていない。

「あはは、別に小鳥遊にバレたところで困らないでしょ?きっと小鳥遊は黙っててくれるよ。」

「そ、そういう問題じゃありませんっ……!」

 一生懸命になって弁明している元宮神菜に、少しだけ哀れみの気持ちが向く。

 まぁ、元宮神菜からしたらバレることは一大事だろうな。

 ただでさえいろんな奴から好かれて求められているのにこんな、元宮神菜のファンだらけの学園でまともには生活できないだろう。

 元宮神菜の為ならなんだってする奴が多い上に、トチ狂った輩もわんさかいる。

 だからこそ、隠し通さないといけないはずだからそりゃ焦るよな。

 その時、元宮神菜が俺の元に来て困ったように眉の端を下げた。

「翔葉さん、今まで黙っていてごめんなさいっ……!」