俺はもう何回吐いたか分からないため息を吐き出し、会長室へと足を進める。
……話し声、か?
扉に手をかけようとした時、向こうから声が微かに聞こえてきていた。
一人は空衣だと思うが、もう一人が分からない。
女っぽい声で、どこかで聞いたことがあるような……。
ぐるぐると考え思い出そうと悩んでいたその瞬間、会長室の扉がおもむろに開け放たれた。
凄い勢いで、警戒していないとこっちが圧倒されてしまうほどの。
だが俺は……その中から出てきた人物に、驚かずにはいられなかった。
「……元宮、神菜?」
扉から急いだように出てきた人物は、ここにはいない元宮神菜だったから。
透き通るような白い肌に大きな黒い瞳。肩までの薄桃色と白の髪。
そして何故か、月魔城学園の制服を着ている。
は……?幻覚、だよな……?
どうしてもそう思わずにはいられず、瞬きを無意識に繰り返す。
元宮神菜がここにいるはずがない。いるのがおかしい。
瞳の色は違うが、元宮神菜で間違いないはず。
何でこいつが、ここにいるんだよ……。
ずっと探していた奴に会えたのに、俺はまともに信じることができなかった。
……話し声、か?
扉に手をかけようとした時、向こうから声が微かに聞こえてきていた。
一人は空衣だと思うが、もう一人が分からない。
女っぽい声で、どこかで聞いたことがあるような……。
ぐるぐると考え思い出そうと悩んでいたその瞬間、会長室の扉がおもむろに開け放たれた。
凄い勢いで、警戒していないとこっちが圧倒されてしまうほどの。
だが俺は……その中から出てきた人物に、驚かずにはいられなかった。
「……元宮、神菜?」
扉から急いだように出てきた人物は、ここにはいない元宮神菜だったから。
透き通るような白い肌に大きな黒い瞳。肩までの薄桃色と白の髪。
そして何故か、月魔城学園の制服を着ている。
は……?幻覚、だよな……?
どうしてもそう思わずにはいられず、瞬きを無意識に繰り返す。
元宮神菜がここにいるはずがない。いるのがおかしい。
瞳の色は違うが、元宮神菜で間違いないはず。
何でこいつが、ここにいるんだよ……。
ずっと探していた奴に会えたのに、俺はまともに信じることができなかった。

