最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

 その日はすぐに生徒会長に見てもらわないといけない資料があったから、生徒会室に向かっていた。

 はぁ……何で俺がこんなことしなきゃならないんだよ。

 今俺が持っている資料はAnarchyが受け持っているもので、本来なら代表である新が行くのが普通だ。

 だが運が悪く、新は今神々家の旦那様に呼び出されている。

 学校に着いてから通達が来たらしいから、今日一日学校にはいなかった。

 面倒だな……さっさと持って行って俺も帰ろう。

 大きなため息を吐きながら生徒会室に行き、手慣れた動作で室内に入っていく。

 俺と空衣は顔見知りだから、他人行儀な事は省く。

 ……って、どこにもいないじゃないか。

 電気が点いているが、生徒会室には誰の人影もない。

 そういや、確か今日も生徒会休みだったな。

 どうでも良い情報だけ集まるから、こんな非常事態には使える。

 だが電気が点いているという事は、少なくとも空衣はこの辺りにいるはずだ。

 ……多分、会長室にでもいるんだろう。

 大体この場にいない時は会長室にいるはずだから、そっちに向かえば会えると思う。