最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

 私がどんな子だったのかって、天さんは疑り深いのかな。

 まぁ……天さんの性格上、そう考えるのも自然の摂理かもしれない。

 そう考えてそれ以上は考えないようにし、とりあえずさっきからずっと言いたかった事を言葉にした。

「あの、そろそろ変装セット返してくれませんか……?お願いを聞いたら返してくれるって……。」

 お願い聞いてくれたら返してくれるって約束してくれたのに、まだ返してもらっていない。

 天さんは面白がっているんだろうけど、私には一大事なのに……!

 視線でもそう訴え、返してもらおうと奮闘する。

 だけど天さんは面白がってしまい、眼鏡とウィッグを魔術でどこかに消してしまった。

「て、天さんっ……!」

「……ごめんね、そろそろちょっと黙ってくれない?うるさいよ。」

「っ!」

 ぱっと変装セットが消えてしまった直後、大きな声を上げて立ち上がった……その時。

 へっ……!?

 天さんに、強い力でソファに強制的に座らされてしまった。

 いや……力は言うほど強いわけではないけど、それでも確実に離してはくれないだろう。