最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

「あれ……隠したり驚いたりしないんだね。」

 天さんは私の返しに、驚いたように目を見開いてそう言ってくる。

 ……驚いてないわけじゃない。

 今だってどうして天さんが私の正体を知っているのか気になるし、焦ってきている。

 私最近、警戒心緩すぎ……。

 自分を戒めるようにぼんやりと考えるも、乾いた笑みを貼り付けた。

「あはは……まぁ、三回目なので……。」

 私が驚かない理由は、もうこれで三回目になるという理由もある。

 新さん、風羽さんと続いて……天さんにバレるなんて予想外だった。

 これで学園の三大トップにバレてしまったということになり、過去の自分を殴りたい衝動に駆られる。

 私、やっぱり馬鹿なのかもしれない……。

 警戒していたとはいえ、こんなあっさりとバレちゃうなんて……これからどうなるんだろう。

 新さんと風羽さんは黙ってくれているけど、天さんが黙っていてくれるかどうか。

 ……ううん、きっと面白がると思う。

 天さんとはまだ少ししか一緒に過ごしてないけど、天さんの性格に難ありなのはもう分かっていた。