最強さんは魔術少女を溺愛したい。④ ~三大勢力の溺愛は急上昇超加速~

 それでもまだ新さんは何かを言おうとしていたから、私は慌てて声を張り上げた。

「も、もう良いですっ……!」

「ふっ……どこまでも可愛い奴だな。」

「新さんっ……!」

 もう良いって言ったのに、何でそんな恥ずかしいセリフを言っちゃうんですかっ……!

 ぷしゅーっと頭から湯気が出そうなほど真っ赤になった私は、自分の両手で顔を覆った。

 それでも指の隙間から見えているから、あんまり意味がない。

 そんな私を新さんは面白そうに、悪戯っ子のような笑みを浮かべた。

「これで少しは俺のこと、男として見てくれるか?」

「……っ、の、ノーコメントでお願いしますっ……!」

 流石に物分かりが悪い私でも、新さんの言葉の意味は分かった。

 男として……恋愛対象として見てくれるかって事だと思う。

 私は新さんのこと好きだけど、きっと恋愛でって意味じゃない。

 だけど今聞かれると、キャパオーバーになるっ……!

「も、もう帰りましょうっ……!」

 この甘い雰囲気の中から急いで抜け出したくて、早口で新さんにそう言う。