「季里ー、おはよう!体調大丈夫??」

翌日、教室に入った私に真凛ちゃんがパタパタと駆け寄ってきた。

「うん、もうすっかり!昨日は先に帰っちゃって…ゴメンね。あの後部活どうだった??」

そう謝りつつ、自分の席に向かい、腰を下ろす私に、真凛ちゃんは安心したような視線を向ける。

「よかったぁ〜。あの後は、莉里花先輩と美桜先輩が来てくれたの。他の先輩は不参加だったけどね…そうそう!部活のグループチャットに招待してもらったんだ!後で季里も招待送っとく。基本的にはそこに部活のお知らせがくるみたいだよ」

「うん。ありがとう」


グループチャットか。久瀬先輩も…いるんだよね…。


そんな考えがふと、頭を過ぎった。

でも、だからといって…間接的に知った連絡先で先輩に個人的なメッセージを送るのはなんか違う…よね。

やっぱり直接確かめないと。