「依里、顔が真っ赤だよ」 「っ~、晴人さんのせいです」 「そうだね。依里をそんな顔にさせるのは俺だけだし。 その顔を見るのも俺だけだ」 髪に手を入れられ、そのまま梳くように撫でられる。 それがとても心地いい。 自分からその手に頬をすり寄せる。 「可愛いね。俺の依里」