「うわぁ、海だーっ。海ですよ、晴人さんっ」

「そうだね。そんなに喜んでもらえてうれしいよ」

夏休み。

晴人さんの友達の別荘でお泊りです。

「でもすごいですね。別荘を持ってるお友達なんて」

「そうかな。まぁ、依里が喜んでくれるなら別荘を持ってた甲斐があるってもんだろう」

晴人さんの運転で別荘までドライブだ。

サングラスをかけて運転する晴人さんは驚くほどカッコいい。