(私が、晴人さんの彼女…)

まだ実感が湧かない。

そしていつの間にかレストランを出て、家まで送ってもらうことになっていた。

「ねぇ、手繋いでもいい?」

「あ、はいっ」

そう答えると、すぐに手を絡められて恋人つなぎになった。

「この方向であってるよね?」

「はい、合ってます」