「依里ちゃん、行こうか」 「はいっ」 事務課まで晴人さんが迎えに来てくれて、注目を集めてしまった。 顔が整っている晴人さんは会社でもやはり人目を引く。 晴人さんが予約してくれたレストランは、高級感あふれるところだった。 「あの…、ここってお高いんじゃ…」 「大丈夫、そうでもないよ。それに依里ちゃんに払わせるわけないでしょ」