「っ、どうして、私がこんな目に…っ」

「やっぱりあなたでしたか」

「晴人様っ…、私は間違ったことは言っていない…っ」


「婚約者だの相応しくないだのと余計なことばかり。

そんな口は、塞いでおかないとですね」

女は、仕事を失い、言語の通じない国へ飛ばしてやった。

もう二度と、這い上がることはできない。