『本当に、今にも倒れそうな顔をしていてね。 一応、話を聞いてみたわけだ。 ヨリが本気で嫌がるなら追わないという条件で、こうして引き合わせたんだ』 『師匠?あたしには説明してくれても良かったんじゃないですか?』 『シェリーは隠し事がうまくないからね』 ジト目のシェリルを気にすることなく、ティムはお茶を飲む。 『見たところ、ヨリも彼が嫌いというわけでもなさそうだし。 逃げたのは、何か理由があるんだろう?』