『依里!!ちょっと、ついてきて欲しいところがあるの』

『どこ?』

『実は、私の絵を見て是非モデルに会わせて欲しいって人がいてね』

『でも…』

『お願い!!その人、師匠の知り合いらしいの。師匠の顔を潰すわけにいかなくって…っ』

顔の前で両手を合わせ、必死にお願いされる。


『…その人、何してる人?』