晴人さんが御曹司だと確信した日から、会社は休んでいた。 外に出ず。 食事も喉を通らない。 だが、ずっとそうしてるわけにもいかず、食料を買いに平日の昼間に外出ようとドアを開けた瞬間。 すぐに誰かの手がドアを掴んだ。 乱暴に開け放たれると、そこに居たのは心配そうな、 けれど怒っているようにも見える複雑な表情をした晴人さんだった。 「っ、どうして…」