その大きな温もりに安心して、眠気に身を委ねた。 「可愛すぎなのも考えものだね」 その呟きを私の耳が拾うことはなかった。 翌日。 朝、目が覚めると目の前にニコニコと嬉しそうにしている晴人さんがこちらを見ていた。 「おはよう」 「おはようございます…。あ、あの、いつから見て…」