「他人行儀だね…。迷惑じゃないよ。依里のせいじゃないし」 「でも…」 家族の問題に巻き込んでしまって本当に申し訳ない。 「依里」 名前を呼ばれて上を向かされる。 「俺は依里の為ならなんだってする。 それは俺がしたいからしてるだけ。依里が気にすることじゃないよ」