「依里といて楽しくなかったことなんてないよ。…邪魔者がいる場合は別だけど」 頬を撫でられ、髪を梳かれる。 「また、来ようね。今度は長期の休みを取って、海外に行こう」 「楽しみです」 おでこにキスを贈られ、私も晴人さんの頬にキスをする。 普段なら恥ずかくてできないが、いつもの感謝を込め勇気を出して。 晴人さんが目を丸くして固まっている。