瑠衣side



客「じゃあ、また来るね。」

「はい、また来てくださいね。おまちしています。」



カランカラーン



午後9時。



ここは繁華街の中にあるバーhangout。



今、お客さんが帰っていった。



私は綺城 瑠衣(キシロ ルイ)。16歳。



ここでバイトしている。


16歳なんかがこんなところでバイトなんてほんとはダメだけど、特別に雇ってもらってる。



?「おい、瑠衣。今日はもうあがっていいぞ 。」



今私に声をかけたのは、この店の店長の圭介。



「え、なんで?まだ勤務時間終わってないよ。」

圭「瑠衣、明日初の高校だろ?だから、もう今日は上がっていいぞ。」

「え、ほんとにいいの?」

圭「ああ、お疲れさま。明日頑張れよ。」

「うん、ありがとう。おつかれさま。」



今は入学シーズンの4月ではなく、8月の終わりらへん。


だいたいの学校は二学期が始まってるらしい。


私もほんとは二学期の初日から転校するはずだったんだけど、嫌だったからサボってた。


でも、隼人に学校来いって強制的に明日から行かされる。


あ、隼人って言うのは転校先の理事長の事ね。


まあ、そんなこんなで今日はいつもより早く上がることが出来た。