一期一会。−1−

ほんとに分かってるの??

腹を抱えて大笑いしながら謝るから
信じられずにジト見すると、ようやく
氷室さんは笑うのを止めた。

氷室さんは、私を姫に誘って以来、
夜の街を出歩く王蝶姿の私に何かと
かまってくる。

からかったり、おかしくれたり、
犬扱いされてるみたいで、割とむかつく。

一体私をなんだと思ってるのか。

なつかないからね!?←

「お、葵と王蝶じゃねぇか。

 もう揃ってたか、またせたな」

『ソウ君?!こんばんは!』

「こんばんは」

数十分遅れてやってきたソウ君は、
私と氷室さんの席へやってきて、
私の隣に座る。

仕事終わりらしく、今日はスーツをビシッ
と着こなしていて、いつもの何倍も
カッコよくて凛々しい。