一期一会。−1−

リアルでストーカーを疑ってもいいかな?

『なんで私のこと知ったんですか』

警戒レベルがハイの私は、きちんと
距離を保ちながら問いかける。

しかし、警戒を向けられた当の本人は
キョトンとしていた。

こんなところで無防備そうな顔したって
無駄だ!

「え、なんで?

 そうだなぁ、壮太さんが酔っ払った時、
 口滑らせて君のこと褒めちぎってたか       ら。

 それで、君の存在に気付いたのが
 きっかけかな?」

彼の言葉に、時が止まった。

…ソウ君、本気で何してんの?

酔っ払った時って…、ソウ君次の日
二日酔いするし、何も覚えてない最悪の
パターンじゃん!

Oh My God!

責めるに責められないよ、これ!

状況が状況すぎて、私は顔を片手で覆い
とにかく悔しがった。