頭から打ったんかな、ご愁傷さまです。
心の中で、そっと手を合わせた。
後で、警察にでも回収してもらお。
私はというと、倒れてる男の足元に
座り込むようにして崩れ落ちた。
そして、気まずい沈黙。
「『………』」
作戦は大成功を収めた。
ラッキー中のラッキーな展開だったね。
残った私達は、お互い何も言えずに
固まっていた。
ここからが、本気の勝負だと思う。
ごめんね、王子様、私はお姫様には
なれないの。
守られるつもりもない。
しばらく、黙ったあと、スッと立ち
上がって、イケメンと向き合う。
イケメンは、何か言いたそうな顔をして
話しかけてくる。
「大丈夫?」
あぁ、やっぱりこの人は私に優しくする。
そういうのは、ソウ君だけでいいのに。
普通の女の子だったら、きっと、もっと
可愛らしく頬を染めたりするんだろう。
でも、私にしたって…何にも意味がない。
『…だ、大丈夫です』
さっき見つめ合えたのが嘘みたいに、
視線を上げられない。
素顔で誰かと関わることが、どうしても
怖い。
…所詮、“王蝶”の姿だって、仮初なんだと
痛いくらいに実感する。
心の中で、そっと手を合わせた。
後で、警察にでも回収してもらお。
私はというと、倒れてる男の足元に
座り込むようにして崩れ落ちた。
そして、気まずい沈黙。
「『………』」
作戦は大成功を収めた。
ラッキー中のラッキーな展開だったね。
残った私達は、お互い何も言えずに
固まっていた。
ここからが、本気の勝負だと思う。
ごめんね、王子様、私はお姫様には
なれないの。
守られるつもりもない。
しばらく、黙ったあと、スッと立ち
上がって、イケメンと向き合う。
イケメンは、何か言いたそうな顔をして
話しかけてくる。
「大丈夫?」
あぁ、やっぱりこの人は私に優しくする。
そういうのは、ソウ君だけでいいのに。
普通の女の子だったら、きっと、もっと
可愛らしく頬を染めたりするんだろう。
でも、私にしたって…何にも意味がない。
『…だ、大丈夫です』
さっき見つめ合えたのが嘘みたいに、
視線を上げられない。
素顔で誰かと関わることが、どうしても
怖い。
…所詮、“王蝶”の姿だって、仮初なんだと
痛いくらいに実感する。



