一期一会。−1−

カランコロンと、馴染みの音。

「彩羽、はよ」

「…彩羽ちゃん」

「………」

「いらっしゃい」

亮さんが出迎えてくれた。

中には、例の三人がいて。

由宇はいつも通りだけど、その他二人は
バツが悪い顔。

…なんか、気まずかったのが馬鹿馬鹿しく
思えてきた。

子供みたいに落ち込んでいる二人を見て
気が抜ける。

来宮さんは、ソウ君の制裁によってか、
頬に湿布が貼られていた。

…殴られたのか。

ボコボコってほどじゃなくて、安心する。

『おはようございます…』

カタンと、席について、話し合いが始まる。

さて、何から話そうか。

「…時雨、お前何か言うことあるだろ」

「…は?何?」

無愛想な来宮さんは、へそを曲げていた。

元凶は、この人だもんね。

氷室さんの一言に、煽るだけの来宮さん。

あー、また喧嘩?もういいでしょうよ。

いい加減にしなさい、私はアンタらの
ママじゃないっての。