一期一会。−1−

何回食べても、飽きないんだよね。

幸せな一時に浸りながら食べ進める。

こんなに幸福な時間ってないよね!

スイーツって、ほんと、人を幸せにする
食べ物だな。

え?カロリー??

恐ろしい言葉だなぁ、いいじゃん、
こんな時くらい。

すると、しばらくして、二人のいがみ合いが終わっていることに気付いた。

んん?何か静まり返ってる…?

皆の視線は、ガッツリ全て私に注がれて
いた。

な、なぬ!?

『…??』

ケーキを食べる手をピタリと止める。

な、何なんだ一体!

食べづらいんですけれど!

氷室さんは、目を細めて、説明してくれた。

「幸せそうだから、つい見惚れちゃった」

当然みたいに言ってくれてるけど、
ちょっと理解できない。

み、見惚れ…?

それに、幸せそうだと…?

そんなに表情に出してたの、私?