一期一会。−1−

いやいやいや、確率的におかしいよ!

なんでそんな、ほいほいレアキャラに
エンカウントしてるの、私!

簡単に出会って、命救われてちゃだめだろ!

しかも、氷室さん達とも仲良いなんて
そんなことある??ないよ!

ここまでくると、運命じみたものを
感じて怖すぎた。

人の縁って、恐ろしい…。

世間って本当に狭いね。

「てことで、よろしくな、彩羽」

あれ、この前まで無害そうだと
思ってたのに。

『…ヨロシクオネガイシマス』

一瞬、にやっと意地悪な笑みをかすかに
見せた白鷺さんに、思わず頬がひきつる。

こ、この人、絶対に性悪だ。

この前のクールでミステリアスなイメージが一気に崩壊して砕け散る。

恩はあれど、極力近寄りたくないタイプの
人だ。

桃李さんは、
「あや、今日もかわいーね!」と
隣の席から勢いよく抱き着いてきた。

かわいいのは、桃李さんの方だけどね!