優しい兄にすら、見捨てられたんだ。
前なんか向けずに、ただ長いこと
自暴自棄に陷っていた。
誰の言うことも聞かずに、人を無作為に
傷つける日々。
そんな毎日に、疲れ切っていた。
施設に入ってから数年後に、小学3年生になった私は、変化に出会う。
それは、忘れもしない、私が喧嘩を
始めたきっかけ。
世界を呪う私を、救けてくれたもの。
夕方、一人で誰もいない遠くの公園で黄昏れていたら、偶然、たちの悪い不良に
絡まれ、喧嘩しているソウ君に出会った。
目の前で、華麗に倒していく姿。
その強さに惹かれて、しばらく動けな
かった。
感動と憧憬で、胸がしびれる。
ー「ん?こどもか?
こんなところにいたら、危ないぞ」
染められた茶髪をワックスで固めて、
カッコいい顔をした高校生が、私の方へ
歩いてくる。
当時、人見知りだった私は、目を泳がせて
もじもじしていた。
前なんか向けずに、ただ長いこと
自暴自棄に陷っていた。
誰の言うことも聞かずに、人を無作為に
傷つける日々。
そんな毎日に、疲れ切っていた。
施設に入ってから数年後に、小学3年生になった私は、変化に出会う。
それは、忘れもしない、私が喧嘩を
始めたきっかけ。
世界を呪う私を、救けてくれたもの。
夕方、一人で誰もいない遠くの公園で黄昏れていたら、偶然、たちの悪い不良に
絡まれ、喧嘩しているソウ君に出会った。
目の前で、華麗に倒していく姿。
その強さに惹かれて、しばらく動けな
かった。
感動と憧憬で、胸がしびれる。
ー「ん?こどもか?
こんなところにいたら、危ないぞ」
染められた茶髪をワックスで固めて、
カッコいい顔をした高校生が、私の方へ
歩いてくる。
当時、人見知りだった私は、目を泳がせて
もじもじしていた。



