ー「お前は要らない」




今でも苛まれる、過去の記憶。




ー「今すぐ消えろ、死ね」




私にとって、唯一の救いは、兄だけだった。




ー「彩羽、おいで」




いつも、私を笑顔で抱きしめて、
愛してくれた、優しいお兄ちゃん。