流石に傷ついたか、苦笑する葵。
「まぁまぁ、とりあえず移動しようよ。
壮太さんには連絡した?」
葵は、交渉がうまい。
王蝶は、苦々しく言う。
『…まだだけど。
するから、先行ってて、邪魔』
「“terrace”?」
『…分かってるなら、さっさと行って』
心底嫌そうなのは伝わってきたが、
葵の粘りに折れたのか、王蝶は投げやりに返して僕達に背を向ける。
その背中は、僕達を明確に拒絶していた。
緊迫した空気は残ったままだが、
話は終わったらしい。
はぁ、寿命が縮んだ。
安心して胸をなでおろす僕に葵はにこやか
に言った。
「じゃ、そういうことで、バーに行こう」
『また移動するの?!』
しかも今度はバー!?
行きたくない!と目で訴える僕に、葵は
無言で背中を押す。
………帰らせてほしい。
「まぁまぁ、とりあえず移動しようよ。
壮太さんには連絡した?」
葵は、交渉がうまい。
王蝶は、苦々しく言う。
『…まだだけど。
するから、先行ってて、邪魔』
「“terrace”?」
『…分かってるなら、さっさと行って』
心底嫌そうなのは伝わってきたが、
葵の粘りに折れたのか、王蝶は投げやりに返して僕達に背を向ける。
その背中は、僕達を明確に拒絶していた。
緊迫した空気は残ったままだが、
話は終わったらしい。
はぁ、寿命が縮んだ。
安心して胸をなでおろす僕に葵はにこやか
に言った。
「じゃ、そういうことで、バーに行こう」
『また移動するの?!』
しかも今度はバー!?
行きたくない!と目で訴える僕に、葵は
無言で背中を押す。
………帰らせてほしい。



