一期一会。−1−

…何でなんだろう、嫌な予感がした。

恐る恐る葵の隣に並ぶと、目に映る全てに
絶句した。  

う、そでしょ…?

『?!』

驚かずにはいられなかった。

目の前には、大量の。

倒れた男、男、男…。

狭い路地を埋め尽くすかのように転がる
意識不明の不良達。

ゾッとするどころじゃない。

どれも、ボロボロでコテンパンに
殺られている。

まさに、地獄絵図そのもの。

何これ、誰がやったの?!

容赦のないやり方に、肩が震えた。

葵は、男達ではなく、その先に目を
向けていて。

僕も、その目が追うものを見た。

そこには。

遠目に、倒れている男達の仲間の最後の
一人を倒し終えた人物が、凛と立って
いた。