一期一会。−1−

いつのまに、葵とあやは仲良くなったの
やら。

気付けば、嵐みたいな恋が発生していた。

気になって、後日葵と夜ご飯を食べに
言ったときに聞いてみた。

すると葵は、ニヤッとやけに楽しそうに
笑う。

妖しく、僕を誘う。

「…知りたい?

 知ったら…もう後戻りはできないよ?」

まるで演技がかった言い方に、息を呑んだ。

言葉にはできない、圧があって。

…どういうこと?

まるで、重大な秘密があるみたいに
言うけれど。

意味がわからないのに、何でか無性に
その何かを知りたいと思った。

葵は…一体何を知っているの?

『…教えて』

この先に、何があるのか見当もつかない。

それでも、僕は知りたいと思った。

真剣な顔でそう告げた僕に、葵は
「じゃ、行こうか」と迷わず席を立った。

…え?