一期一会。−1−

…私、帰っていいかな?

何だか天使?に嫌われてるみたいだし、
邪魔したら良くないよね。

そう思って、立ち上がった瞬間。

「かわいいっ!

 あやって呼んでいい?

 私、夢前桃李って言うの!

 桃李って呼んでね!」

マシンガントークならぬ自己紹介後、
すぐに桃李さんに抱き着かれた。

背が高めの桃李さんに、私はいとも
簡単に抱きすくめられてしまう。

ぬいぐるみかのような扱いにびっくり。

ギューッと抱きしめられ、すりすりと
頬ずりまでされてしまう。

ふわっと桃みたいな良い香りがして、
女の子?相手なのにドキッとして
しまった。

この状況は一体…??

私、嫌われてるんじゃなかった?

テンションがハイの桃李さんにされるが
まま。