一期一会。−1−

「ふしぎだよね。

 彩羽ちゃんと俺は壮太さんの弟子
 なんだ」

…ちょっと、氷室さん?

アナタは何を言うつもりなのかな?

「…は?弟子?なんの?」

亮さんは、首を傾げて困惑気味。

内心ヒヤヒヤしてる私に、氷室さんは
「ふふっ、秘密」と含み笑い。

人差し指を口元に添えて、内緒のポーズ。

まさに、小悪魔的な仕草。

…様になってるけど、キザっぽい。

?が沢山浮かんでいる店員さんを放置して
氷室さんは勝手に奥の席へ向かっていく。

「スイーツ食べよ」

窓際だと人目があるからか、敢えて入口や
窓から見えにくい位置の席に座った
氷室さんは、ワクワクした表情でメニュー表を見始めた。