継母に永遠の眠りの呪いを掛けられましたが、解呪の力を持つ婚約者が訪れることなく二百年の月日が流れて、自力で目覚めた姫は私です。






 そんな火照った私の耳元で、アーモスは不敵に笑って囁いた。





「眠り姫だろうと、今夜は寝かさないからな」






 その意味が分かるのには、二百年とかいう気が遠のきそうな長い時間は掛からなかった。