夜7時。Blue&Devilのバーカウンターに行くと、宮本さんが意外そうな顔をした。
「春音ちゃん、今夜はシフト入ってないよ」
「お客さんとして遊びに来ました。あの、相沢さんって来てますか?」
「マネージャーはまだだよ。いつも8時過ぎに来るけど」
「愛理さんは?」
「いるよ。これからステージが始まるよ」
宮本さんが言ったタイミングで愛理さんがステージに出て来た。今夜は大人っぽい紫色のドレス姿。歌う曲もしっとりしている。
黒須との写真を見る前だったら楽しめたけど、愛理さんの姿を見るのも、声を聞くのも苦しかった。
「やっぱり帰ります」
いたたまれず、宮本さんにそう声をかけてバーを出た。
このまま相沢さんの会社に行きたい所だけど、きっと黒須もいる。まだ黒須とは顔を合わせたくない。昨夜の事もあるし。
バーを出た後はBlue&Devilの事務所に向かった。あの部屋はほとんど相沢さんの部屋だ。事務所の前で相沢さんを待とう。
相沢さんなら写真の事を何か知っていそう。
まずは相沢さんに聞いて、それから愛理さんに聞いて、最後に黒須と話そう。
「春音ちゃん、今夜はシフト入ってないよ」
「お客さんとして遊びに来ました。あの、相沢さんって来てますか?」
「マネージャーはまだだよ。いつも8時過ぎに来るけど」
「愛理さんは?」
「いるよ。これからステージが始まるよ」
宮本さんが言ったタイミングで愛理さんがステージに出て来た。今夜は大人っぽい紫色のドレス姿。歌う曲もしっとりしている。
黒須との写真を見る前だったら楽しめたけど、愛理さんの姿を見るのも、声を聞くのも苦しかった。
「やっぱり帰ります」
いたたまれず、宮本さんにそう声をかけてバーを出た。
このまま相沢さんの会社に行きたい所だけど、きっと黒須もいる。まだ黒須とは顔を合わせたくない。昨夜の事もあるし。
バーを出た後はBlue&Devilの事務所に向かった。あの部屋はほとんど相沢さんの部屋だ。事務所の前で相沢さんを待とう。
相沢さんなら写真の事を何か知っていそう。
まずは相沢さんに聞いて、それから愛理さんに聞いて、最後に黒須と話そう。



