このままでは埒があかない。
カイルは足を止め心理を揺すぶる事にする。
「貴方の身元はもう既に割れている。逃げ切れると思っているのか?」
見えない相手に向かって言う。
「カターナ国のカサンドラ第二皇子。
俺を消したいならさっさと出て来い。彼女を解放しろ。」
低く落ち着いた良く通る声が地下に響く。
「さすがだな。この短期間で、もうそこまで辿り着くとは、侮れない男だ。カイル竜騎士団長。」
奥から2番目のドアが開きカサンドラが顔を出す。
「彼女を解放する事は出来ない。
例の聖水とやらの在処は彼女のみが知るのだろう?」
ニヤリと嫌な笑いをしながらカサンドラが仮面を外す。
「彼女以外にも知ってるとしたら?」
喋りながらカイルは徐々に距離を詰めていく。
カサンドラは籠城を決めたのか今居た部屋に戻る。カイルはドアが閉まる直前で部屋の中に滑り込む。
肥料置き場の様な場所は埃が立ち、視線が遮られる。
カイルはサラを探す。
カサンドラは意識なく横たわるサラを抱き抱え細い首にナイフを当てる。
「これ以上近付いてみろ、彼女を殺すぞ。」
「彼女に手を出したら聖水は手に入らないぞ。」
「武器を捨てろ。カイル!
聖水は二の次だ、我々の目的はお前の首だ!」
「そう簡単に死ぬ訳にはいかない…」
カイルは身に付けていた武器を全て床に投げる。
何よりも先にサラの命を守らなければ。
サラの首からナイフが離れる。
カイルは足を止め心理を揺すぶる事にする。
「貴方の身元はもう既に割れている。逃げ切れると思っているのか?」
見えない相手に向かって言う。
「カターナ国のカサンドラ第二皇子。
俺を消したいならさっさと出て来い。彼女を解放しろ。」
低く落ち着いた良く通る声が地下に響く。
「さすがだな。この短期間で、もうそこまで辿り着くとは、侮れない男だ。カイル竜騎士団長。」
奥から2番目のドアが開きカサンドラが顔を出す。
「彼女を解放する事は出来ない。
例の聖水とやらの在処は彼女のみが知るのだろう?」
ニヤリと嫌な笑いをしながらカサンドラが仮面を外す。
「彼女以外にも知ってるとしたら?」
喋りながらカイルは徐々に距離を詰めていく。
カサンドラは籠城を決めたのか今居た部屋に戻る。カイルはドアが閉まる直前で部屋の中に滑り込む。
肥料置き場の様な場所は埃が立ち、視線が遮られる。
カイルはサラを探す。
カサンドラは意識なく横たわるサラを抱き抱え細い首にナイフを当てる。
「これ以上近付いてみろ、彼女を殺すぞ。」
「彼女に手を出したら聖水は手に入らないぞ。」
「武器を捨てろ。カイル!
聖水は二の次だ、我々の目的はお前の首だ!」
「そう簡単に死ぬ訳にはいかない…」
カイルは身に付けていた武器を全て床に投げる。
何よりも先にサラの命を守らなければ。
サラの首からナイフが離れる。



