気を取り戻して、サラと共に上段に座る国王陛下に挨拶に伺う。
その、少し離れた上段にはカターナ国の国王とその家臣が座り談笑しているのが横目に入る。
「ご挨拶が遅れ申し訳ありません。
本日はお招きありがとうございます。」
カイルは国王陛下に臣下の礼を取る。サラもそれに従い、深くお辞儀をする。
「やっと来たか、カイル。待ち侘びたぞ。
これはサラ嬢、今夜は一段と美しい!!
もう少し近くに来て顔を見せてくれ。」
国王陛下は立ち上がりサラに近付こうと三段ほどある階段を降りようとする。
「陛下。」
女王陛下に止められ、立ち上がったままその場に止まる。
カイルも流石に威嚇出来ず、眉間に皺を寄せながらも心を落ち着かせる。
サラは最前まで近付き再度、深くお辞儀をする。
「お久しぶりでございます。本日はお招きありがとうございます。」
「今日のドレスはサラ嬢にとても似合っている。約束通り、一曲踊ってくれるか?」
「もちろんでございます。初心な者で、お手柔らかにお願い致します。」
「ああ。そうだ、
肝心の妃の紹介を忘れていた。私の妻のシャルロットだ。今は身重で後数ヶ月に産まれる予定だ。」
「初めてお目にかかります。サラ・サラマンドラと申します。」
女王陛下に向けお辞儀をする。
「初めまして。カイル騎士団長の婚約者様のお噂は、陛下から良く聞いておりました。
お会い出来て嬉しいですわ。陛下が我儘を言って申し訳け無いけど、踊ってあげて下さいね。」
初めて見る女王陛下はとても気さくで優しい雰囲気の人だった。
「カイル、顔が怖いぞ。」
陛下に指摘され、カイルは視線をサラに向け平常心を取り戻す。
「今宵は、どうぞ楽しんでくれ。
カイルには今まで沢山の任務を遂行してもらった。
これまでの功績を称え、サーの称号を与えたいと考えている。
私としても心強い我が国の砦であり、親友でもある。
手放すのは少々寂しいが…。
カイルの人生だ。あまりに国の為に縛られ過ぎるのもどうかと日頃から考えていた。
これからは思いのままに生きて欲しい。平和な時代が訪れる事を切に願う。」
「もったいなきお言葉ありがとうございます。」
カイルは晴々しい顔で国王陛下と向き合う。
サラも申し訳ない気持ちがあったが、これで良かったのだと胸を撫で下ろした。
その、少し離れた上段にはカターナ国の国王とその家臣が座り談笑しているのが横目に入る。
「ご挨拶が遅れ申し訳ありません。
本日はお招きありがとうございます。」
カイルは国王陛下に臣下の礼を取る。サラもそれに従い、深くお辞儀をする。
「やっと来たか、カイル。待ち侘びたぞ。
これはサラ嬢、今夜は一段と美しい!!
もう少し近くに来て顔を見せてくれ。」
国王陛下は立ち上がりサラに近付こうと三段ほどある階段を降りようとする。
「陛下。」
女王陛下に止められ、立ち上がったままその場に止まる。
カイルも流石に威嚇出来ず、眉間に皺を寄せながらも心を落ち着かせる。
サラは最前まで近付き再度、深くお辞儀をする。
「お久しぶりでございます。本日はお招きありがとうございます。」
「今日のドレスはサラ嬢にとても似合っている。約束通り、一曲踊ってくれるか?」
「もちろんでございます。初心な者で、お手柔らかにお願い致します。」
「ああ。そうだ、
肝心の妃の紹介を忘れていた。私の妻のシャルロットだ。今は身重で後数ヶ月に産まれる予定だ。」
「初めてお目にかかります。サラ・サラマンドラと申します。」
女王陛下に向けお辞儀をする。
「初めまして。カイル騎士団長の婚約者様のお噂は、陛下から良く聞いておりました。
お会い出来て嬉しいですわ。陛下が我儘を言って申し訳け無いけど、踊ってあげて下さいね。」
初めて見る女王陛下はとても気さくで優しい雰囲気の人だった。
「カイル、顔が怖いぞ。」
陛下に指摘され、カイルは視線をサラに向け平常心を取り戻す。
「今宵は、どうぞ楽しんでくれ。
カイルには今まで沢山の任務を遂行してもらった。
これまでの功績を称え、サーの称号を与えたいと考えている。
私としても心強い我が国の砦であり、親友でもある。
手放すのは少々寂しいが…。
カイルの人生だ。あまりに国の為に縛られ過ぎるのもどうかと日頃から考えていた。
これからは思いのままに生きて欲しい。平和な時代が訪れる事を切に願う。」
「もったいなきお言葉ありがとうございます。」
カイルは晴々しい顔で国王陛下と向き合う。
サラも申し訳ない気持ちがあったが、これで良かったのだと胸を撫で下ろした。



