「ご主人様、まだお髪を整えていません。」
慌ててカンナが追いかけてくる。
よく見るとまだ髪が半乾きの状態だった。
「歩いてる間に乾くから。」
とカイルは断り外に出ようとするのを、カンナとマリーは2人がかりで止めようとする。
「カイル様、風邪をひかれたら大変です。」
サラも慌てて、2人に続き手を引っ張って椅子に座らせる。
「言う事を聞いて下さいませ。
今夜はサラ様をエスコートするのですよ。
護衛だからと思っていてはなりません。」
カンナがまるで母親の様にカイルに諭す。
「分かったから…手短に願います。」
カイルも降参してやっと、大人しくされるがままになる。
サラも手伝おうと、カイルの濡れた髪を軽くタオルで拭いていると、
こっそりとカイルが、
「ドレスもだが、サラが1番美しい。」
と、そっと耳元で言われ顔がボッと熱くなる。
カイルは椅子に座る前、見ない顔の使用人に目を向けるが特に気にも留めない様な素振りでいた。
「よろしければ、お茶でもいかがですか?」
そう言って、ララはカイルに温かい紅茶を差し出す。
「ありがとう。」
と、受け取るがそのまま机に置いて口はつけなかった。
不思議に思って見ていたがサラはハッと気付く。
ララはもしかしてカターナ国王の密偵なの⁉︎
だから、マリーもカンナも私達の仲の良さをララに大袈裟なほど話してたの?
「サラ、気にしなくていい。俺がいるから大丈夫だ。」
サラの様子を察したカイルが、何気なくそう言って落ち着かせる。
慌ててカンナが追いかけてくる。
よく見るとまだ髪が半乾きの状態だった。
「歩いてる間に乾くから。」
とカイルは断り外に出ようとするのを、カンナとマリーは2人がかりで止めようとする。
「カイル様、風邪をひかれたら大変です。」
サラも慌てて、2人に続き手を引っ張って椅子に座らせる。
「言う事を聞いて下さいませ。
今夜はサラ様をエスコートするのですよ。
護衛だからと思っていてはなりません。」
カンナがまるで母親の様にカイルに諭す。
「分かったから…手短に願います。」
カイルも降参してやっと、大人しくされるがままになる。
サラも手伝おうと、カイルの濡れた髪を軽くタオルで拭いていると、
こっそりとカイルが、
「ドレスもだが、サラが1番美しい。」
と、そっと耳元で言われ顔がボッと熱くなる。
カイルは椅子に座る前、見ない顔の使用人に目を向けるが特に気にも留めない様な素振りでいた。
「よろしければ、お茶でもいかがですか?」
そう言って、ララはカイルに温かい紅茶を差し出す。
「ありがとう。」
と、受け取るがそのまま机に置いて口はつけなかった。
不思議に思って見ていたがサラはハッと気付く。
ララはもしかしてカターナ国王の密偵なの⁉︎
だから、マリーもカンナも私達の仲の良さをララに大袈裟なほど話してたの?
「サラ、気にしなくていい。俺がいるから大丈夫だ。」
サラの様子を察したカイルが、何気なくそう言って落ち着かせる。



