最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 新さんにだけじゃなく、天さんたちにも迷惑かけちゃったな……。

 平気だって事を伝えるために笑顔で天さんのほうを向く。

 その時、天さんが意味深に口角をすっと上げた。

「都真、少しだけ栞から離れてくれない?」

「は、はい。良いですけど……。」

 そう言いながら都真君は私から離れ、自分の席に向かっている。

 私もそろそろお仕事始めないとな……と思い、私も自分の席に向かおうと足を動かす。

 ……だけど、それは天さんに阻まれてしまった。

「栞、ちょっとだけ良いかな?」

「?……分かりまし――」

 またお話があるのかな?と考え、天さんに着いていこうとする。

 でもそれは、私の見当違いだったようで。

「……て、天、さん……?」

「ん?どうしたの?」

 恐る恐る天さんの名前を呼び、この状況を整理しようとする。

 今の状況は私が生徒会の壁に追いやられてしまい、天さんが壁に手を付けている。

 つまり、簡単に言えば……天さんに壁ドンなるものをされているわけだ。

「こ、この状況は……?」