最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 お前が一生柊木栞でも、元から元宮神菜だったとしても……俺はお前のことが好きだ。

 その気持ちに嘘はないし、変わるつもりもない。

 ……それくらい、お前のことが好きだ。

 本当は今すぐにでも言ってしまいたい。好きだって言って、俺の気持ちを伝えたい。

 だが今言えば、外見に絆された男だと思われかねない。

 いや、この姿ももちろん可愛いんだが、そう思われたくはない。

 だから自分の気持ちと醜い独占欲を隠し、栞の額に自分のものを近づける。

「へっ……?」

「泣き止め、大丈夫だから。」

 栞は驚いたように、目を大きく見開きながら驚いている。

 はぁ……俺を殺す気か。

 そんなことを思いながらも、涙を拭おうとした栞の手を止める。

「だから、腫れるって言ってるだろ。」

 そんなにごしごし擦っていて傷がついたら可哀想だ。

 俺は栞の右手を握りながら、左手で涙を拭う。

「あ、ありがとうございます……。」

 少し恥ずかしそうにしながらも、笑顔を浮かべてくれた栞に冗談抜きで死にかける。