栞は頼ることに慣れていないようだから、頼ってくれて嬉しかった。
それに……本当は話したくなかったであろうことも言ってくれたから、単純な俺はそれだけでも頬が緩んでしまう。
だが、栞は未だ申し訳なさそうな表情で謝ってくる。
「本当に、ごめんなさい……。新さん、優しくしてくれたのに、裏切るような形になってしまって……。」
裏切る?……そんな事、思うわけがないだろ?
裏切られただなんて思わないし、栞の変装は正しいことなんだ。
だけれど、栞は謝ることを止めてはくれない。
それどころか、改めてゆっくりと全容を話してくれた。
「私の本名は元宮神菜で、魔術師として活動していて……。変装をしているのは昔から、バレないようにって変装しているんです……。だから月魔城学園でも変装して、柊木栞って偽名を使って生活してて……。本当に、騙していて、隠していて……ごめんなさ――」
「謝るな。俺は謝ってほしいんじゃない。」
栞の言いたい事は分かったし、気持ちも栞の立場からしたら辛いだろう。
それに……本当は話したくなかったであろうことも言ってくれたから、単純な俺はそれだけでも頬が緩んでしまう。
だが、栞は未だ申し訳なさそうな表情で謝ってくる。
「本当に、ごめんなさい……。新さん、優しくしてくれたのに、裏切るような形になってしまって……。」
裏切る?……そんな事、思うわけがないだろ?
裏切られただなんて思わないし、栞の変装は正しいことなんだ。
だけれど、栞は謝ることを止めてはくれない。
それどころか、改めてゆっくりと全容を話してくれた。
「私の本名は元宮神菜で、魔術師として活動していて……。変装をしているのは昔から、バレないようにって変装しているんです……。だから月魔城学園でも変装して、柊木栞って偽名を使って生活してて……。本当に、騙していて、隠していて……ごめんなさ――」
「謝るな。俺は謝ってほしいんじゃない。」
栞の言いたい事は分かったし、気持ちも栞の立場からしたら辛いだろう。

