栞は慌てているのか、あわあわとしながら必死になって俺に説明してくれている。
「月魔城学園に編入したのは、魔術師のお仕事の為で……元宮神菜だってバレないように変装してたんです……。」
そうなのか……。まぁ、確かに有名だから一大事にはなるだろうな。
それにこの容姿だ。輩どもが放ってはおかないだろう。
「はぁ。」
無意識に息を吐き、俺は視線を下げたままに栞をまた抱きしめる。
「……ふぇっ?あの、新さん……?」
「お前の気持ちは分かった。もう何も言わなくていい。お前が何かを隠していたことは分かっていた。……俺は嬉しいんだ、今。」
「う、嬉しい……?」
栞の言っていることは理解できるし、当たり前の考えだと思う。
栞もそれを分かっていたからこそ、黙っていたんだろう。
だが……俺は今、この上なく喜んでしまっている。
意味が分からない。そんな表情を浮かべている栞に、俺は自分の胸の内を吐き出した。
栞も言ってくれたんだから俺も言わないと、フェアじゃない。
「お前から言ってくれたことが嬉しかった。話を聞くに、隠さないといけないことは仕方ないことだとわかる。だが、本当の事を言ってくれて……嬉しいんだ。頼られているって、思うことができたから。」
「月魔城学園に編入したのは、魔術師のお仕事の為で……元宮神菜だってバレないように変装してたんです……。」
そうなのか……。まぁ、確かに有名だから一大事にはなるだろうな。
それにこの容姿だ。輩どもが放ってはおかないだろう。
「はぁ。」
無意識に息を吐き、俺は視線を下げたままに栞をまた抱きしめる。
「……ふぇっ?あの、新さん……?」
「お前の気持ちは分かった。もう何も言わなくていい。お前が何かを隠していたことは分かっていた。……俺は嬉しいんだ、今。」
「う、嬉しい……?」
栞の言っていることは理解できるし、当たり前の考えだと思う。
栞もそれを分かっていたからこそ、黙っていたんだろう。
だが……俺は今、この上なく喜んでしまっている。
意味が分からない。そんな表情を浮かべている栞に、俺は自分の胸の内を吐き出した。
栞も言ってくれたんだから俺も言わないと、フェアじゃない。
「お前から言ってくれたことが嬉しかった。話を聞くに、隠さないといけないことは仕方ないことだとわかる。だが、本当の事を言ってくれて……嬉しいんだ。頼られているって、思うことができたから。」

