栞が生徒会に入ってから、少しだけ変わった習慣がある。
それは、栞との話ができなくなったこと。
正直、最近ただでさえライバルが増えているのに、あんな獣どもの場所に栞を放り込みたくはなかった。
本当なら、ダメだって、やめとけって言いたかった。俺の腕の中に閉じ込めてしまいたかった。
だがそれは、単なる俺のエゴに過ぎない。
俺の感情で栞を振り回すことはしたくないし、栞に好きな事をさせてやりたい。
和向から生徒会の話が飛んできたときは、冗談抜きで血の気が引いていくのを感じた。
それくらい、俺は栞に惚れ込んでるわけだ。
栞は俺に生徒会の事を相談しないかも、なんて考えていたから……まぁ、いいが。
好きな女の前では余裕を持たせた男を演じたいが、今はそうとも行かない。
「はぁ……。」
生徒会には草薙創もいる。あいつも確か、栞に気がある奴だったはずだ。
それにあそこは……いろいろと面倒だ。
だからこそ、心配で心配で仕方がない。
栞は鈍感だから、きっと他の奴の好意には気付いていないだろうけど……時間の問題な気がしてならなかった。
それは、栞との話ができなくなったこと。
正直、最近ただでさえライバルが増えているのに、あんな獣どもの場所に栞を放り込みたくはなかった。
本当なら、ダメだって、やめとけって言いたかった。俺の腕の中に閉じ込めてしまいたかった。
だがそれは、単なる俺のエゴに過ぎない。
俺の感情で栞を振り回すことはしたくないし、栞に好きな事をさせてやりたい。
和向から生徒会の話が飛んできたときは、冗談抜きで血の気が引いていくのを感じた。
それくらい、俺は栞に惚れ込んでるわけだ。
栞は俺に生徒会の事を相談しないかも、なんて考えていたから……まぁ、いいが。
好きな女の前では余裕を持たせた男を演じたいが、今はそうとも行かない。
「はぁ……。」
生徒会には草薙創もいる。あいつも確か、栞に気がある奴だったはずだ。
それにあそこは……いろいろと面倒だ。
だからこそ、心配で心配で仕方がない。
栞は鈍感だから、きっと他の奴の好意には気付いていないだろうけど……時間の問題な気がしてならなかった。