最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 え、ちょっと待って……っ!

 大きな音を立てて閉められてしまった扉も見えないほど、倉庫の中は真っ暗。

 ま、真っ暗……いやっ……!

 次第に体が勝手に震えだし、涙もとめどなく溢れてきてしまう。

 周りも何も見えなくて、ただ暗い闇が見えるだけ。

 それにここ、倉庫だって言ってた……。もしかしたら、人が来ないかもっ……。

 そう思うと本当に怖くなってきて、両耳を無意識に塞いでしまう。

『……っ、出られないっ……。』

 昔に任務で間違えて入ってしまった倉庫と似ていて、恐怖心が込みあがってくる。

 あの時は魔術でようやく開けられたけど、それでもトラウマになってしまっていた。

 だから暗いところは苦手なのに……っ。

 でもここに一人でいても、出られるわけがない。

 扉に近づいて開けてみようと試みたけど、鍵がかけられているのかびくともしない。

 はぁ……はぁ……。どうし、よう……。

 不安と恐怖からで呼吸が浅くなってきて、過呼吸になりかける。

 もしかしたら誰も私のことを見つけてくれないんじゃないか、と嫌な考えが脳裏をよぎってしまう。