女の子に言われるがまま、ある場所に着く。

　そこは薄暗い倉庫の前で、今私は倉庫に追い詰められている状況。

　こ、この状況は……ど、どういうことで……。

「あ、あの……用事って、何ですか？」

　嫌な予感を感じ取ってしまった私は、震える唇をなんとか動かして尋ねる。

　女の子は何を思っているのか、私の言葉を聞いて意味深に口角を上げた。

　だけどすぐに険しい顔になって、私を睨みつけている。

「最近、生徒会にも加入したんだって？」

「は、はい……。」

　何でここで生徒会のことが出てくるんだろう？と考えてしまったけど、何も言わず大人しく返事をする。

　女の子は私の返事に、悔しそうに下唇を噛み締めた。

「何であんたみたいな地味子がキラキラしたイケメン揃いの生徒会に加入できたのよっ！意味が分からないわっ！」

「それに生徒会って、女子禁制じゃなかったっけ～？」

　え、そうだったの……！？女の子禁制なんて初めて聞いた……。

　だ、だけどこれは私が加入した理由を言ったほうが良いのかな……？