最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 理由はさっぱりわからないけど、ドキドキは抑えることができない。

 片手で自分の頬を触ってみると、火傷するくらい熱くなっていた。

 きっと今の私の顔はリンゴよりも真っ赤になっているだろう。

 は、早く冷めてっ……!

 新さんにバレないように片手で顔を仰いで、早く冷めることを願った。

「……ヤバいな、これ。」

 新さんが、そんな事を呟いていた事も知らずに。



 あの日から習慣は変わり、生徒会が終わるまで新さんは待っててくれ、その後一緒に帰ることになった。

 そのせいでいつも真っ暗だけど、新さんがいるって分かってるからもう怖くない。

 手をつないだのはこの前の一回だけで、それ以来はいつも通り。

 この前は恥ずか死んじゃうかと思った……。

 それくらい恥ずかして緊張して、何て言えばいいのか分からなくなっていた。

 新さんはこの前のことなんて気にしていないかのように、いつも通り。

 だから気にすることでもない。気にしたらダメだと思う。

 だけど……あの新さんの温かい手が、忘れられない。