最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 だけど……新さんがいないと、怖い。

「じゃ、じゃあ……お願いします……。」

「ん。行くぞ。」

 新さんは私の返事を聞いてから、私の歩幅に合わせて歩き出してくれた。

 外に出ると、街灯はあるもののほとんど暗くて……やっぱり怖い。

 暗闇もダメだけど、こうやって広範囲暗いのも慣れない……。

 ちらっと新さんのほうに視線を向ける。

 新さんは平気そうな涼しい顔をしていて、少しだけ羨ましく思ってしまった。

 ……うー、怖い……。

 新さんは何故そんな平然とした顔でいられるんだろう、と悟ってしまう。

 だけど、このくらいの暗さだったら耐えられると思う……。

 そんなことを思っていた時、一瞬だけ目の前に何かが見えた気がした。

 ふぇっ……!?

 白い何か……も、もしかして……お、お化け……?

 そう考えてしまうと、さっきまで動いていた体が一瞬にして硬直してしまった。

 暗闇よりは怖くないけど、お、お化けも怖いっ……。

「……どうした?」

 突然足を止めてしまった私に気付いた新さんが、振り返ってそう聞いてくれる。