最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 言いたいことが纏まらず、もごもごと口ごもっていると新さんのそんな声が聞こえた。

 気にしなくていいって……私が気にしちゃうんですっ……。

 新さんにはこれまで迷惑しかかけてない。

 だからこれ以上は、新さんに頼っていられないっ……。

 でも、新さんはそんな私の心を見透かしたように頭を撫でてくれた。

「こんな暗い中お前一人で帰らせられるわけないだろ?変な輩に襲われたら、俺が気が気じゃないんだ。」

「へ、変な輩って……。」

 そんな人いないと思うけど……と考えながらも、少しだけ自分の意思が揺れていることに気付いた。

 確かにまだ少しだけ明るいと言えど、暗い中一人は心細い。

 だけどきっと、新さんがいれば平気だと思うっ……。

「これは俺のわがままだ。聞いてくれないか?」

 新さんは優しい言葉をかけてくれたうえ、私に気を遣わせない言い方をしてくれる。

 わがままって……これは新さんじゃなくて、私のわがままだ。

 一人じゃ怖いって言ってる私の、新さんを頼りたいっていうわがまま。